keiの保管庫

ツイッターに書ききれない長文はこちら。

ここに書いてしまおう。

智くん、あなたのことを好きになったのは、「CARNIVAL NIGHT part2」で踊る姿を見たときでした。

 

まず、私はファンクラブ会員ではない。ライブにも行ったことがない。それでもあなたのファンだ。きっと休止まで入らずにいる、かな。ここまで会わずに来たんだから、この際、会わないままでもいいかもしれないよね。あなたは画面の中の人。それでいいかも。

 

ジャニーズに全く興味がなかった私が、何で見ることになったのか。あの頃スマップが復活して、そのライブDVDを姉が借りてきたことがあった。メンバーの挨拶にぐっときて、アイドルのライブってこんな感じなんだとはじめて認識した。そのあと、友人のいち推しって、姉が借りてきたのは嵐のDVD。一枚目からからそのとき出ているものまで、ぜんぶ紙袋に入っていた。スマップが面白かったから、私も一緒になって見始めた。その頃、私は一人暮らしをしていて、実家に帰ったときに観るしかなくて、返される前にぜんぶ観るぞって、ずううっと観ていた。初期のころは、みんなまだ若いし、荒削りで、クラスの男子が何かきゃっきゃしているって感じだったのが、だんだん顔つきが変わってきて、いろんな演出があって、そしてあなたのダンスに釘付けになった。

ピンクのジャケットに黒いシャツで、金髪だったね。あの髪型も好き。あの歌で、右足を膝下だけ横に蹴る振りがあったよね。その足さばきがとても綺麗で、あなたの表情も生き生きしていて、そこだけ何度もリピートした。アジアツアー中のオフショットも、あなたのシーンを何度も見て、ステージを降りたときの素顔に、ますます夢中になった。DVDは友人に返されたけれど、私も欲しくなって、選びに選んで2枚購入した。後々、姉に久しぶりに会ったら、姉も1枚購入していて、ふたりで笑った。やっぱり、そうだよねって。ふたりして、もう嵐のファンに、そして何よりあなたのファンになりました。このときから、嵐のDVDやCDを姉と共有する習慣がはじまったよ。何かが発売されると連絡を取って、一緒に楽しんだり、貸すために会いに行ったり。姉妹の仲を取り持ってくれてありがとう。

テレビ番組も見るようになった。しばらくしたらドラマがはじまると聞いて、あなたの演技を知らなかったから、どんな感じなのかなって、それほど熱を入れずに見始めました。結果、辛かった。あの役の哀しさが、儚い容姿のあなたから痛いくらい伝わってきて、好きなドラマだけれど、見返せないドラマになりました。このときも、あなたは踏ん張っていたんだろうね。

この時期のバラエティで、肝試しは面白かった!あんなに動じない人がいるんだって、さすがリーダーって、笑ったよ。動じないあなたが隣にいると、怖がりのメンバーも平静を保てているのが、微笑ましかった。過去のものも、いっぱい見た。何故だかクレームを受けさせられていたり、真夜中の広島の繁華街にいたり、お猿の世話をしたり、ボートを漕いだり、本当にいろんなことをしていたね。もう一度見たら、もう少し今のあなたを理解することができるかな。

そうだ、FREESTYLEのことも。個展をするのは知っていたけれど、あの行列には並べなかった。あなたの表紙の雑誌を見つけて、買おうか迷ってやめたのを覚えている。何でやめたんだろう。たぶん、まだ、私がアイドルのファン?嘘!って、誰への言い訳なのか、変な躊躇いがあったんだろうね。そのとき、そっと戻した雑誌は、ちゃんと今、手元にあります。ふふ、最初から買えばよかった。もういい大人なはずなのに、あなたはまだ少年と青年のあいだの危うさみたいな雰囲気を漂わせていて、かっこよかった。作品群は、いつか本物を目にしたいなあ。先日、藤子不二雄A先生を描いた絵を見たよ。その線や字に、やっぱり相当クセのある人なんだなって思って、手が届かない感じに、はっとしたよ。柔和な笑顔に勝手に親しみを感じているけれど、あなたは独特の世界を持っていて、それは私にはまったく想像もつかない。また絵や造形で表現してくれたらいいな。ちょっとでも理解したいんだもの。

あなたを好きになってからすぐ10周年だったから、私には計り知れない思いがあるんだろうなって、ただただお祝いされているあなたたちを見て、嬉しかった。この頃にはもう、トップアイドルという世間の認識だったのかな。紅白の初出場もあった。

まさか怪物くんをやるとは思わなかったよね。前にZIP!でメンバーに言われていたけれど、キャラものができる人なんだよね。生活感や性を感じるものを消せるというか。色気のある人なのに不思議だよねえ。何でだろう。もちろん出すとなれば、背徳感たっぷりの色気も出すだろうし。ちょちょいって。雑誌の写真とか、ダンスのときみたいに、演技でだって出すんだろうけど。年末の紅白で、「Monster」を歌ったとき、かっこよかったよねえ。カメラも、見たい智くんを映してくれて嬉しかったなあ。もう話が前後しても構わず続けるけど、歌のお兄さんとのきのMステもよかった。タモリさんとの会話も楽しいし、所在無げなのもかわいかったし、歌い始めのはにかみも、ウインクも、歌い終わりのオチも、智ワールドだったね。白衣装も素敵だった。

震災が起きてから、アイドルの存在の大きさを知りました。勇気づけるとか支えになるとか、そんな役割を担える存在なんだと、何だか大きすぎて、人間としてすごすぎて、感服するばかりでした。やさしい言葉と歌をありがとう。形にした支援も、被災地の力になったことと思います。

このころはテレビでずっと演技を見せてくれていたんだった。振り返ると、たくさんある。月9をやるとなって、内容がミステリだったのは嬉しかったな。佐藤浩市さんも好きだし、どんな共演になるのかワクワクした。原作とはまた違ったキャラクターになっていて、大野智の榎本径だった。楽しかった。スペシャルや映画で『ミステリークロック』のどれかをやらないかな。いやいや、そんな欲は出さない。休んでくれ。万城目学さんのドラマも単発でやったね。最近、小説も出て、久しぶりに思い出したよ。普通の役を見るのは、何かこそばゆいね。やっぱりひとつキャラクターが乗ってくれるのがいいかな。そのあとは痛々しいくらいほっそりして、24時間のドラマは辛くて見返せていないや。死神くんは、またキャラものだった。役によって背丈も変わって見えるのは、テレビマジック?佇まいが違うのかな。まわりを固める俳優さんにもよるんだろうけど。ああ、そうだ鍵部屋も死神くんも、主題歌ね。かっこよかった。ギャップを思う存分味合わせてくれた。

私はダンスがきっかけだったから、しばらく嵐の歌として聴いていただけだったのが、いつからあなたの声が好き!になったんだろう。ああ、「Take me faraway」はリピートしたなあ。あの囁くような終わり方、しんどい。「Be with you」の出だしも好き。あれ?結構ファン歴初期じゃないか。もうわかんない。とにかく、歌声も好き。年々、色が変わっていて、今も大好き。ソロは「Imaging Crazy」も好きなんだよな。低音も高音も、囁きも伸びもあって、あのじれったい曲の感じも堪らないんだけど、あまりこの歌のことを言っている人を見ないな。衣装も合っていたよ?短い丈のブルゾンで、黒だし。話がまた先に飛んでしまった。

ライブでのいいシーンなんて、山ほどあるからなあ。振り返り切れない。アラフェスの「素晴らしき世界」の歌声もよかった。ひとり横を向いているのも、何かね、よかったね。あの歌が大好きになった。ハワイのみんなの表情もよかったな。晴れ晴れとしていて。あと、やっぱり私はデジタリアンが好きなのかも。密着映像もあるし、脈拍が可視化されたステージも好きだし、筋電はすごかった(筋電って言うんだって、嵐ツボではじめて知ったよ)。あと、怒涛のラスト。CDでは何とも思っていなかったのに、「キミの夢を見ていた」のところでうわーっと感情が溢れてしまったのよね。何だろうな。これも好きな歌になりました。ラジオが終わるってなったとき、これをリクエストしたかった。

ああ、どんどん核心に近づきそうで嫌だな。そうだシークレットトークの話をしよう。「青キミ」でいよいよ前面に打ち出してきたシークレットじゃないトークね。何度も聞いているよ。嵐さんが5人で話しているだけで楽しいんだよ。飲み食いしながら話すときもいいよね。素が出やすいのかな。また付けてほしいな。一丁締めと一本締めの違いも覚えたよ。ぶんぶくちゃがまに笑ったよ。焼肉屋さんでスープを頼むとき思い出すよ。王様にもなってみてほしいよ。ふふ。

CDにメイキングが当たり前につくようになって、見るのが楽しみだったな。「青キミ」「復活LOVE」は長尺で豪華だったねえ。5人の旅を見ているような気分になったのと、5人のトークと撮影とで盛り沢山でさあ。「I seek」も好き。5人のパーティ後の気だるい感じも素敵だし、ストーリーがあるMVっていいよね。ミニドラマを見せてくれているみたい。「マイガール」は殿堂入り(何の?)。最後に、みんな帰っちゃったって言っているのもかわいかったな。パンを肩に乗っけて、みんなを笑わせていたね。さすがです。「I’ll be there」でも笑わせてくれたね。何、あの気持ちの入れ方!顔を作ればできるって、どういう仕組み?BABA嵐でも、ぶるぶるって顔を振ったりして、おもしろいなあ。「つなぐ」はね、もうかっこいいですよ。それはそうです。無門だもの。「NOW or NEVER」も好きなんだよな。あのゲームの中のキャラクターみたいな動き。智くんのダンスも、やっぱり特別だった。しなやかで、色気があって。ライブのほうの振りも好き。

はじめてのラブストーリー、ちゃんと見ました。見たあと、毎週興奮して寝られなかったよ。嫉妬で、きーってならなくてよかった。へへへ。横浜にも遊びに行ったよ。すぐに映画の情報が入ってきて、忍者の役と聞いて、私は意外だった。忍者がっていうより、生活感のある忍者だったからかな。ほら、今まで生活感を出さないでお馴染みだったのに(?)。次の希望は、オーシャンズとかミニミニ大作戦みたいな、オシャレな犯罪集団の一員役を見てみたいな。もちろん、その運動神経と、手先の器用さ、美しさを発揮するキャラで。また希望を書いてしまった。映画のプロモーションで、いっぱいメディアに出ていて、まわりにコミュニケーション能力抜群な人たちがいっぱいいて、すごく楽しそうに見えた。だから嬉しかったよ。笑ってくれていて、嬉しかった。

その間にラジオが終了したね。ラジオっ子としては、すごく寂しかった。それにね、ラジオってやる方もすごく楽しいメディアで、それを終わりにするってことはそれ相応の理由があるって聞いたことがあったから、しばらくドキドキしていた。朝起きて、ニュースを見るのが怖かった。でも、何もなかった。だから、そのあともあなたの一挙手一投足に笑ったり、泣いたり、ときめいたりしていた。これまでどおり。ひとりの仕事がないことなんて、何でもなかった。メンテナンス期なのかな、くらいに思って、充分、満たされていたよ。テレビに雑誌に、出続けてくれてありがとう。ちゃんとした人だ。何も気づかせないようにしてくれて、ありがとう。

この数年も、私はあなたが大好きだった。正確に言えば、とびとびで残していた録画も、この数年はぜんぶ残すようになったし、気が向いたときだけ買っていた雑誌もほとんど買うようになった。音楽番組に出るとなれば、ちゃんと家で待機したし、朝の情報番組に出るとなったら、この私が必ず起きた。今思えば、あなたの気持ちと反比例するように熱はあがっていた。いなくなりそうなあなたに、すがりつきたかったのかなあ。今日も笑っているねって、確認したかったのか。

ずっと、日常があなたで溢れていた。それを今になって実感します。だって、いつも通り仕事をしているときに、じんわり涙が湧いてくる。パソコンの起動を待つ間とか、ふとペンを取ったとき、誰かの会話を聞いているとき、仕事が終わった帰り道、そんなときにいつもあなたのことが心のどこかにあったんだと思う。いつも温めてもらっていたところが、喪失感に変わって、ひんやりしてきて、もうダメなんだ。大人だからね、職場で泣かないけどね。だけどね、そう感じます。仕事で2020年のカレンダーを見なきゃならなかったとき、眩暈がしそうだった。

いまは、同じファンの人の言葉が救いです。みんなそれぞれに受け止めている。その様子を追うことで、気持ちが落ち着いてきます。だからね、大丈夫です。たぶん。寂しいけど。本当に言いたいことは違う言葉だとしても、それは言いたくないから。ってすごく、面倒な奴だな。あなたのように潔くやさしい人になるには、私はまだ修行が足りない。

こうして、あなたへの好きを振り返ることで、ちょっとでも楽になるかなと思って書いてみたよ。長い長い時間だったのに、振り返ったら一瞬になってしまう。それも寂しい。もちろんすべては書ききれていない。Are You Happyにだって、untitledにだって、あなたへの好きはたくさんある。過去から振り返ったからこうなっただけ。好きな歌を話し出したら、文字数は倍になりそうだ。ダンスのことは言わずもがな。ぜんぶ記憶を頼りに書いているから、間違いもあるかも。過去のメディアをじっくり振り返るのは、しばらく止めておくよ。きっと余計なことを考えちゃう。だから、これからの2年間、新しいあなたが見たいです。通常営業のあなたでいいから、嵐としてのあなただけでいいから、一秒先の未来のあなたを追っていきたい。2年たったら、もっと!なんて言わないように、私は準備をしておくよ。自分の生活をちゃんとします。たった1回きりの人生なんだからって言葉を、たくさんの人があなたに送っていた。私もその言葉を噛みしめなきゃいけない。ぼんやり先延ばしにしていたり、諦めていたことを見直してみるね。ありがとう。最後まで、私の指針でいてくれて、ありがとう。大好き。